幼稚園では、子どもたちが帰った後何をしているの?
幼稚園の保育時間は基本的に8時から15時前後ですが、担任の先生は子どもたちが帰った後も退勤時間までお仕事をしています。
保育以外の仕事ってどんな内容なのか、気になるところですよね。
今回は幼稚園後の業務にはどのようなものがあるのか、わかりやすくお伝えしていきます!
子どものいる時間は、保育を優先
幼稚園教諭や保育士は、子どもと接する保育時間以外にも様々な仕事があります。
連絡ノートの確認・記入や記録をつけるなどの事務作業もありますが、基本的に幼稚園では「保育時間中は保育活動のみ行う」ことが多いです。
・子どものいる時間は、保育を優先
保育園では、午睡の時間があるため子どもたちが寝ている間に連絡ノートを記入したり、製作の準備をしたりと保育時間内で事務作業を行うことができる時間があります。
しかし、幼稚園では午睡がなく保育園より子どもたちの降園時間が早いため、保育時間中は子どもたちと接し、事務作業は降園後にまとめて行うことができます。
・降園前に終わらせなくてはいけない仕事の場合は?
保護者の方から連絡ノートを通して質問があった場合や、渡さなくてはいけないものがあるなどの仕事もありますよね。
そういった時は、他の職員に子どもたちの対応をお願いしてる間に作業することもできます。
特に保護者からの質問や疑問などに関しては、その日のうちに対応するようにしましょう。
子どもたちの降園後、どんな仕事をしている?
保育時間内には子どもたちとしっかり向き合い、降園後に集中して事務作業などを行える幼稚園。
降園後には、どんなお仕事があるのでしょうか。
・月案・週案などの記録
幼稚園でも、保育園でも保育活動に欠かせないのが、月初めや週始めに行う月案・週案の作成。
見通しを持った保育を行うため「この月はこういうことを頑張ってみよう」「この週は合同製作とホール遊びでメリハリのある保育をしよう」など、考えます。
・製作の準備
行事に向けた製作や、月製作など子ども達が保育の中で使うものの準備も仕事の一つです。
子どもたちが製作をスムーズに楽しめるように、あらかじめ画用紙を切っておいたり、道具の準備も行います。
・玩具の消毒、清掃
幼稚園は保育園とは違い、乳児クラスがないので玩具を舐めたり齧ったりなどは少ないのですが、感染症予防のためにも玩具の消毒もしっかり行なっています。
また、子どもたちが自分で考えて遊べるように、おりがみを補充したり、ブロックを色分けしたりして整理整頓をすることも降園後の仕事です。
・職員会議
通常、保育後の延長保育は延長保育専門の職員を設けている園が多いです。
そのため、通常保育後の時間は常勤の幼稚園教諭が揃っているので、職員会議を行うことが多いです。
行事前などは特に、降園後にしっかりと話し合いを行なっていますよ。
まとめ
幼稚園では、子どもたちと接する時間と集中して事務作業をする時間にメリハリを持つことができます。
ICTを導入し、事務作業を軽減している園も増えてきましたので、幼稚園で実習を行う際は、子どもたちが帰った時間の先生たちに注目してみると良いでしょう。