幼児保育の仕事内容やメリット、向いている人とは
自分のできることが少しずつ増えてきた幼児期。
子どもたちを見ていると、1人ひとりの成長を感じたり保育の面白さを実感したりすることがたくさんあります。
そこで今回は、幼児保育の仕事内容やメリット、そしてどのような人が幼児保育に向いているかをまとめてみました。
幼児保育の仕事内容
幼児保育の主な仕事内容は以下のとおりです。
●衣服の着脱や食事のマナーなど生活のサポート
●保護者の相談を受けて子育てのアドバイスする
●1人ひとりに応じた支援の方法を考える
●週案・月案や、行事の計画案を立案して、活動に取り組む
●小学校との連携を図り子どもの様子や成長を記録し伝達する
●クラスの壁面や季節ごとの製作、誕生会の準備
3歳頃になると衣服の着脱に援助は必要ではありますが、すべてを援助するのではなく、やり方を伝えて「自分でできた」という達成感を味わえるような関わりが必要になります。
また、食事の面ではスプーンやフォークを使う食事から、箸に移行する際にも支援が必要です。
家庭との連携を図り、小学生になるまでに箸の使い方を知らせていくことも大切ですね。
幼児クラスは行事や活動が増えて、集団活動の機会も増えてきます。
集団の中での動きや約束事を知らせるとともに、友だちと協力する楽しさや面白さを感じられるように行事や活動を通して経験できるといいですね。
降園の際には、保護者に子どもの様子を詳しく伝えたり家での様子を聞いたりすることで、信頼関係を築くことも大切な仕事内容の一つです。
子育てに不安や心配事を抱えている保護者の気持ちにも配慮していきましょう。
幼児保育のメリット
・1人担任を経験できる
1人でクラス担任するということはとても責任感がありますが、自分のやってみたい保育を取り入れやすくやりがいを強く感じることができます。
複数担任の場合には、「〇〇やってみたいけど、リーダーに許可もらわないと…」と考えることもあると思いますが、1人担任の場合には、自分で考えた内容で進めやすいですね。
「今日やってみた活動は、子どもたちには難しかったみたい」と実際にやってみて失敗することもありますが、様々な活動を取り入れて経験を重ねていきましょう。
・行事や活動を通して子どもの成長を感じることができる
運動会や発表会など、さまざまな行事があります。
子どもたちをまとめることはとても大変ではありますが、一緒にやり遂げることでとても達成感を味わえることでしょう。
「最初は全然まとまりがなかったのに、こんなにできるようになった!」というように、本番を迎えるまでは不安な気持ちもあると思いますが、子どもたちが堂々とやり遂げる姿に感動します。
ひと回り成長した子どもたちを、保護者と一緒に見守れるのも幼児保育ならではのメリットですね。
向いている人の特徴
●生活の場の支援より行事や活動に力を入れたい
●子どもと一緒にルールのある遊びを楽しみたい
●クラスをまとめるスキル、遊びを発展させる提案力がある
●子どもと一緒にダイナミックに体を動かしたい
運動会や発表会、そして普段の遊びの中でも活発な場面が増えてくるので、子どもと一緒に体を動かして遊ぶことが好きな人は幼児クラスに向いていると言えるでしょう。
また、1人担任の場合は子どもたちだけでなく、保護者への対応も1人で担うので様々なスキルアップに繋がりますね。
まとめ
幼児保育は、行事や活動の書類を書く機会も増え仕事量が多いと感じることもあります。
しかし、子どもと一緒に様々な行事や活動を経験することで、子どもの心と体の成長を間近に感じることができ、より良い保育について考える機会も増えますね。
保育士としてのスキルや経験を積みたいという方は、幼児保育を経験してたくさんの子どもと関わってみましょう。