「乳児と幼児、どっちが自分に合ってる!?」それぞれの魅力を解説
保育園や認定こども園では、0歳児〜5歳児までの子どもたちの預かりをしていますよね。
月齢の差が大きい乳児クラスと活動が多い幼児クラスでは、生活リズムや活動内容が異なり保育士の動きも変わってくるでしょう。
また、「保育園と幼稚園、自分に合うのはどっちだろう」と悩んでいる保育学生も必見!
「自分は乳児と幼児どちらのクラスが向いているのだろう」と悩む方に向けてそれぞれの魅力を紹介します。
乳児の魅力
■乳児の発達段階を学べる
乳児期の子どもたちは月齢に応じて発達に大きな差があります。
同じ0歳児クラスでも、寝返りが初めてできるようになった子から歩き始める子までいるため発達段階に応じた関わりを考える必要があります。
「Aちゃんは○○ができるようになったからこの遊びを取り入れてみよう」と1人ひとりの発達段階を理解することで、子どもの求めていることが分かり、思いに寄り添う保育に繋がることでしょう。
■一人ひとりとじっくり関わり信頼関係を築くことができる
幼児クラスは30名近くを1人担任することもありますが、乳児クラスは3〜6人の子どもにつき保育士が1人担当になるため、担当する子どもが少なく1人ひとりとじっくり関わり信頼関係を築くことができますね。
複数担任制で数十人の乳児を担当する場合もありますが、他の保育士と子どもの様子を伝えあったり関わりについて相談したりもできるので保育士同士の信頼関係も築きやすいことも魅力の一つになります。
■保護者の子育てサポートできる
保護者の中には初めての子育てで、様々な悩みを抱えている場合も少なくはありません。
「ご飯を食べない」
「夜泣きがひどくて眠れない」
このように悩んでいることを相談されたときに、困っている気持ちに寄り添うことが大切です。
保育の経験と知識を生かして悩みに対してのアドバイスやサポートすることで信頼関係が深まり「あの時に先生に相談してよかった」と思ってもらえると嬉しいですね。
《乳児保育にオススメの方》
・少数の子どもたちとじっくり丁寧に関わりを持ちたい方
・子どもの小さな変化に気づき成長に喜びを感じる方
・保護者との関わりを大事にしたいと考えている方
幼児の魅力
■行事やイベントの達成感を感じることができる
幼児期には、運動会や発表会など様々な行事が予定されています。
計画、準備そして当日までの活動など、考えることが多く、忙しい日々が続くこともありますね。
しかし、子どもたちの成長の過程を見ることができるため、行事が成功したときには大きな達成感へと繋がることでしょう。
■子どもとのコミュニケーションを楽しめる
ごっこ遊びや集団遊びなど幼児期になると、友だちや保育士と関わり一緒に遊ぶ姿が増えてきます。
「先生、一緒にままごとやろう!」「バック作りたい」と、子どもたちから遊びのアイディアがでて、やりとりを楽しめるのは幼児期だからこその魅力といえるでしょう。
■卒園後も会いに来てくれることも
幼児期の先生は、小学校に進学してからも覚えていることが多いですね。
特に5歳児クラスを担任すると、「先生に会いに来たよ!」と卒園後も園に遊びに来てくれる子もいます。
それだけ、子どもたちにとって幼児期の先生の姿は記憶に残っているのでしょう。
大きくなった子どもたちと思い出話をしたり、学校のことを聞いたりできるのも幼児クラスを経験したからこそのメリットですね。
《幼児保育にオススメの方》
・子どもと一緒に行事や活動を経験して達成感を感じたい方
・遊びの素材や環境を考えることが好きな方
・子どもたちの記憶に残る先生になりたい
まとめ
乳児期にも幼児期にもそれぞれの魅力があるので、自分はどちらが合っているのだろうかと悩むこともあるでしょう。
「私は発達段階を学びたいから乳児クラスを見てみたい」
「子どもと一緒に行事に取り組みたい」等、理想の保育があると思います。
自分が希望するクラスに配置されるとは限りませんが、様々なクラスを経験して保育の知識やスキルを高めていけるといいですね。