「先輩と一緒で助かった」1年目でも安心な複数担任のメリット
子どもの年齢と人数に合わせて保育士の人数が異なる保育園では、複数人で担任を受け持つ複数担任制があります。
複数担任の場合には、保育士同士が声をかけ合って業務を分担するため、「先輩保育士と上手くやっていけるかな」と心配になってしまう方もいるのではないでしょうか。
人間関係について不安を抱くこともあると思いますが、複数担任制は1年目の保育士にとってメリットがたくさんあります。
今回は、先輩が一緒でよかったと思える複数担任のメリットを紹介します。
複数担任のメリット
■保育で悩んだことを相談しやすい
保育士1年目は、子どもや保護者との関わり方や活動の進め方など、「こんな時にはどうしたらいいのかな?」と悩むこともたくさんあることでしょう。
ふと疑問に思ったときに、先輩保育士に質問や相談できるところが複数担任のメリットといえます。
しかし、先輩に聞くだけでなく、「子どもたちが果物に興味を持っているので、活動前に果物の手遊びを取り入れたのですが、あまり反応が良くなくて…」などと自分なりに考えて行動した上で相談することを忘れないでくださいね。
■先輩保育士のやり方を近くで見られる
経験年数を重ねている先輩保育士は、子どもの興味の引き方や活動への導入がとてもスムーズです。
「先輩がリーダーの時には子どもたちが話を聞いているけれど、私がやると落ち着かない」という悩みを抱えている保育士も少なくありません。
そのような時には、同じクラスの先輩のやり方を観察してみてください。
声のトーンや身振り手振りの大きさなど、工夫している点がたくさんあると思います。
先輩保育士のいいところを自分の保育に取り入れていきましょう!
■子どもの事故や怪我を事前に防止できる
複数担任の場合には、リーダーが活動を進めている間に子どもたちの安全を見守る保育士を決めて怪我防止に配慮できます。
例えば、1歳児クラスを複数人で担当する際に、事前に噛みつきや友だちを叩いてしまう子を把握して必ず保育士が近くにいることで怪我を事前に防ぐことができます。
保育士同士の連携を図り、安全の確保できるのは大きなメリットですね。
■書類作成、保育準備を分担できる
1人担任の場合には、週案、月案クラスだよりなどの書類に加えて保育準備を全て1人で行います。
しかし複数担任の場合には、誰が何を担当するかを話し合うことは必須ですが、皆で分担できるので行事や事務作業などの負担も軽減できます。
園によってやり方が異なりますので、分からないことがあったら先輩に聞いて自分の業務を丁寧に進めていきましょう。
■得意・不得意分野を互いにフォローし合える
「ピアノが得意」「製作案を考えることが得意」など保育士にも1人ひとり得意不得意があります。
複数担任だと、行事や活動を分担するときにそれぞれの得意分野を生かして役割を決めることもできますね。
全ての業務を1人に任せるのではなく「今回は○○先生が担当してくれたから次は私がやります」とそれぞれフォローし合える環境であると良いでしょう。
■様々な保育観を知ることができる
一つの活動を進めていく中でも、その過程は保育者によって異なる場合もあります。
「私はこのやり方がいいと思っていたけれど、先輩のやり方の方が子どもたちに合っている」と自分が気づかなかった保育観を知るきっかけにもなりますね。
全て先輩のやり方を真似する必要はありませんが、一つの考え方として参考にするといいでしょう。
まとめ
複数担任制は先輩の保育を間近に見られて、1年目の保育士にとってたくさんのメリットがありますね。
先輩保育士に相談したり意見を出し合ったりすることは緊張すると思いますが、今後のスキルアップのためにも欠かせません。
保育士間での連携を図り、より良い保育を目指していきましょう。
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