子どもの生活リズムを整えるために、1月に意識したいこと

1月はお正月休みが終わり、久しぶりに園での生活が始まる時期です。
保育実習やアルバイトで園に行くと、「朝から眠そうな子が多いな」「いつもより元気がない子がいるな」と感じることはありませんか?
年末年始は夜更かしをしたり、食事の時間が不規則になったりと、子どもたちの生活リズムが乱れやすくなります。
園での生活リズムは、子どもたちが元気に過ごすための大切な土台です。
そのため、少しずつ生活リズムを整えていくことが、1月の保育ではとても大切になります。
そこで今回は保育学生さんに向けて、1月に意識したい子どもの生活リズムの整え方について、実習や保育現場での関わりをイメージしながらお伝えしていきます。
1月は生活リズムが乱れやすい時期
まず知っておきたいのは、1月は子どもにとって生活の切り替えがむずかしい時期だということです。
・なぜ1月は生活リズムが崩れやすいの?
年末年始のお休み期間は、
寝る時間・起きる時間が遅くなる
食事の時間が不規則になる
家族と過ごす時間が長くなる
テレビやゲームの時間が増える
など、普段とは違う生活になりがちです。
そのため、園が始まると、
朝の支度に時間がかかる
日中に眠そうにする
集中が続かない
ちょっとしたことでイライラする
といった姿が見られることもあります。
こうした様子は、決して「だらけている」わけではありません。
体と心が、まだ園生活のリズムに戻りきっていないサインです。
保育者はその背景を理解したうえで、子どもの気持ちに寄り添い、やさしく関わることが大切になります。
意識したいこと
◎朝の過ごし方を大切にする
生活リズムを整えるために、まず意識したいのが朝の時間です。
・明るい声かけでスタートを
登園してきた子どもには、「おはよう!よく来たね」「今日は何して遊ぼうか」など、あたたかい声かけを意識します。
朝に安心感を持てると、その日のリズムが整いやすくなります。
・ゆったりした導入を心がける
1月の朝は、いきなり活動に入るよりも、「好きな遊びから始める」「静かな遊びで気持ちを整える」といった工夫が効果的です。
実習中は、朝の自由遊びの様子を観察してみましょう。
子どもがどんな表情で登園しているかを見ることも、大切な学びになります。
◎食事と睡眠のリズムを意識する
・食事の時間を安定させる
毎日決まった時間に給食やおやつがある園が多いです。
この「決まった時間に食べる」というリズムが、体内時計を整える助けになります。
食事の場面では、「落ち着いた雰囲気をつくる」「食べることを楽しめる声かけをする」ことが大切です。
・午睡は「休む時間」として大切に
1月は休み明けで疲れがたまりやすい時期です。
午睡は、体と心をしっかり休める大切な時間。
眠れない子がいても、「無理に寝かせようとしない」「静かに横になる時間を大切にする」という関わりが安心につながります。
◎日中は体を動かす時間を意識する
生活リズムを整えるには、日中にしっかり体を動かすことも欠かせません。
寒い季節ですが、短時間でも戸外に出たり、室内で体を使った遊びを取り入れることで、自然と夜の眠りにつながります。
外で走ったり、体操をしたりすることで、「気分がすっきりする」「食欲が出る」「夜に眠りやすくなる」といった良い循環も生まれます。
実習中は、活動後の子どもの表情や集中力の変化にも注目してみてください。
生活リズムを考えるヒントになりますよ。
◎1人ひとりのペースを大切にする
生活リズムの戻り方には個人差があります。
すぐに元のペースに戻れる子もいれば、時間がかかる子もいます。
保育者として大切なのは、「比べない」「急かさない」「小さな変化を認める」ことです。
「今日は早く支度できたね」「昨日より元気そうだね」などといった声かけが、子どもの安心と自信につながります。
保育学生が意識したい視点
実習中の保育学生さんは、次のような点を意識して見てみましょう。
・子どもの1日の生活の流れを意識して観察する
・声かけのタイミングや、どのような言葉を使っているかを見る
・先生同士がどのように連携しているかに注目する
こうした視点を持つことで、実習の中で多くの学びを得ることができます。
また、「なぜこの時間にこの活動をしているのか」「なぜ今はゆったりした関わりなのか」と考えてみることで、生活リズムを支えるための保育の工夫や意味が少しずつ見えてきます。
「見る」「考える」を意識しながら実習に取り組むことが、保育者としての成長につながりますよ。
まとめ
子どもの生活リズムを整えるために、1月に意識したいことについてお話ししてきました。
1月は、子どもたちの生活リズムが揺らぎやすい時期です。
だからこそ、保育の中で「朝の安心できる関わり」「食事、睡眠の安定した流れ」「日中に体を動かす時間」「一人ひとりのペースを大切にすること」を意識することが大切です。
生活リズムを整えることは、子どもが安心して園生活を送るための大切な土台になります。
保育学生さんにとって、1月の保育は「生活を支える保育」を学ぶチャンスでもあります。
子どもたちの小さな変化に気づきながら、日々の関わりを大切にしていってくださいね!



