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モンテッソーリ教育とは? 

 

ンテッソーリ教育って、学校でどのように習いましたか?

最近様々な教育法があり、名前は知っていても内容は詳しく知らないものって多くないですか?

…ということで、今回は『モンテッソーリ教育』について詳しく解説していきたいと思います。

モンテッソーリ教育とは、

医師であり教育家であったマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法

「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という”自己教育力”の存在がモンテッソーリ教育の前提

目的は、

自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる

 

現在、世界140以上の国にモンテッソーリ教育を実践する園が存在しているそうです。

”大人”の価値観を教え込むのではなく”子ども”の興味や発達段階を大切にする教育で、子どもの周りの”環境”が大切になってきます。子どもが「触ってみたい」「やってみたい」と思う環境を適切に用意し、自発的活動を促します。

「吸収する精神」の時期

0歳から3歳までの時期を「吸収する精神(無意識)」の時期と呼びます。

人生の中でもっとも吸収力が強く、その後何年かけても達成できないようなことをいとも簡単に獲得していく時期です。

その時期に大切な活動には、どんなものがあるのでしょうか?

 

・粗大運動の活動

ここでの運動は、全身を用いた大きな動きをさす。ずり這いから歩行までの運動の獲得を援助します。

・微細運動の活動

主に、手や指を使った運動。握る・落とす・叩くなどの動きを通して微細運動の獲得を促します。

・日常生活の練習

粗大運動と微細運動が複合的に合わさった活動。着衣や観葉植物の世話などの活動が含まれます。

・言語教育

子どものことばの発達段階に合わせてきめ細かなステップを用意し、豊かな語彙を養います。

・感覚教育

「感覚の敏感期」を考慮し、発達段階や興味に応じた感覚教具に触れることによって、感覚の洗練を促します。また、感覚教具の操作方法は、子どもの知性の覚醒を促します。

・音楽

世界中のどの文化にも音楽がありますよね。子どもは音を聴くと、自然に体を動かしたり、楽器を鳴らしたりして、表現することを楽しみます。音楽を聴くこと、楽器を鳴らすこと、歌うこと、踊ることなどを促す環境も大切です。

・美術

クレヨンや絵筆を握って絵を描いたり粘土をこねたりといった、目と手の協応動作の獲得を促して、思いのまま自由に表現することを楽しむ活動です。

 

「意識の芽生え」の時期

3歳から6歳までの時期を「意識の芽生え」の時期と呼びます。

子どもの自己教育力を発揮させる環境として、主に5つの教育分野が用意されています。

・さらなる日常生活の練習

目的は運動の完成。大人の真似をしたがる幼児の特徴を利用して、「子どもはできないのではなく、やり方を知らないのだ」という考え方に立って、正確にやり方を伝える。こうすることで自分のことが自分でできるようになった子どもは、「自立」に向けて大きな一歩を踏み出します。

具体的には、歩く、はさみで切る、コップに水を注ぐ、ボタンをかける、室内を掃く、洗濯をするなどの、実生活と密接に関連する活動です。

・感覚教育

人間が情報を収集する感覚器官の発達は、3歳過ぎでほぼ発達を遂げます。

この時期は、「感覚の敏感期」であり、小さなものを見つけたり、かすかな音を聞きつけたり、微妙な匂いや味を区別したりします。この期間を通して、「言語・算数・文化教育」という知的教育分野の基礎となる部分が育っていきます。「対(つい)にする」「段階づける」「分類する」という3つの作業を取り入れ、「ものを観察する能力」と「ものを考える方法」を身につけます。

・言語教育

子どもは「言語の敏感期」に言語を習得します。モンテッソーリ教育では、子どものことばの発達段階に合わせてきめ細やかなステップを踏んで、語彙を豊かにすることから始まります。つまり、文字に興味をもった時期に知らず知らずのうちに文字を書いたり読めるようになっているのです。

・算数教育

「数の敏感期」には、子どもは車のナンバープレートや物の大きさ・量に興味を示します。

モンテッソーリ教育では、ただ単に数を数えるのではなく、具体的なモノで表された数量を、手を扱って感じることからはじまります。そして、段階を踏んで徐々に抽象的な数字に移っていきます。例えば、四則演算でいえば実際に1000個のビーズが集まった立方体。その次は、色と数字で表された切手という半抽象の段階を踏みます。そうすることで、暗算という完全な抽象の段階へ無理なく入り込めるのです。

・文化教育

歴史、地理、地学、動・植物など、小学校の社会科、理科に相当する分野。つまり「ことば」と「数」以外が対象の幅広い分野に関しては、子どもの「知りたい!」という要求に応えて、興味の種を出来るだけ多く与えることが目的となります。

 

最後に

 

モンテッソーリ教育について、今までより詳しく知ることはできましたか?

モンテッソーリ教育だけでなく、日本を含め、海外でも様々な教育法が行われています。

皆さんが気になる教育法はなんですか?

今後、他のいろいろな教育法についても取り上げていこうと思います。

 

お楽しみに!